テレビ
念願のテレビを購入した。これまでは、北海道の自宅にあった14インチのブラウン管のテレビ(オンキョー製。ある意味貴重。)を一時的に使っており、朝にニュースを見るくらいで特に不自由はしていなかったのだが、仕事の都合で今日まで別居していた妻と暮らすことになって、奮発して購入した。どうせ買うならと決算期のこの時期に、ネットのショップと家電量販店に競わせ、最新の機器を安く購入することができた。少し手間をかければ、これだけ経費を削減できるとは我ながら恐れ入る。
思えば、会社でも何か一つ物を購入する際、上司の決済に始まり、購入先の信用調査、数社からの相見積もりなど1ヶ月近くかかるが(ルーチン品はもっと早い)、この辺りが徹底しているのだろうと思う。基本的に私たちは品物を選定するだけで、あとは調達部でやってくれる。楽と言えば楽だが、時間がかかり過ぎて困る。
新しい機器を前にして、ここから私の至福の時間が始まる。分厚い取説とにらめっこして、機器を隅から隅まで使いこなす(設定する)時間だ。イチ技術者として、製造メーカが用意した機能を使いこなすということは、メーカの技術者の気持ちを汲むということでもあると思っている。
さて、多機能なこのテレビを前にして一番初めに感じたのが、説明書が非常に薄いと言うこと(がっかり)。これだけ機能が豊富だと、さぞや分厚い取説があると思ったが、簡易ガイドと普通の(厚さの)取説のみであった。私みたいな機械フェチではなく、一般的なユーザに対してはこの程度で必要十分なのだろう。取説はよく使う機能の説明だけに終始し、他の詳細な内容説明は割愛されている。文字だらけの取説を見ると、じんましんが出てくるという人にとっては、それが抑えられており非常に良くできていると思う。
ただ、当然のことながらテレビ本体は豊富な機能を一つ一つ設定できるようになっている。これらの説明は?というと、必要な人だけ電子データでどうぞということになっている(テレビ内に収録)。まあ、これもパソコンのヘルプ機能のように、リモコンから簡単にアクセスできるようになっており、機能の設定画面が表示され、グラフィカルでわかりやすいと言いたいが、はっきり言って機械フェチ向きではない。見たいときにパッとすぐ見られないというのは、ややおっくうだ。パソコンの玄人は、WindowsよりLinuxを好む所以であろう。
機能に関しても取説に関しても、テレビの進化を感じる。私にとっては物足りない取説だが、一般消費者が大多数だと思うので、製品としてはこれがベストだと思う。消費者全員に満足のいく商品を出すのは無理なのであろうか。テレビ一つで、最終製品作りの難しさ(矛盾?)を感じた、日曜日の午後であった。
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