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2009年6月20日 (土)

IS-F

IS-Fという車を知っている方はいるだろうか。Lexus ISをベースに、サーキットでも走れるべくチューニングされた特別車だ。価格は770万円と非常に高価だが、その中身を知れば知るほど凝った設計をしていることがわかる。わかる人にとっては、さほど高いと思わないだろう。

先日受けた研修で、いくつかその片鱗を知ることができたが、一番驚いたのは、ホイルである。世界で最も有名なBBS社との共同開発ということだが、ブレーキの熱を排出するために、スポークが飛行機のエンジンみたいにフィン状になっている。そのため、走行するとタイヤの外側に空気が流れるようになっている。ブレーキの熱を左右で各々車体側から外へ逃がすようにするために左右でフィンの方向が異なるため異形状、加えて前後のホイルサイズが異なるため、4本のホイルはすべて異なる形状となっている。

加えて、ブレーキは世界で最も有名なブレンボ社と共同開発した、対向6ポッドキャリパー。これは、ブレーキパッドを押すピストンがパッドにはさまれているブレーキロータの片側に3つずつ、合計で6つ付いていることを示す。(大衆車のピストンは片側1つ)。

ブレーキパッドをブレーキロータの両側から押し付ける、対向キャリパーを持つ車が少ないなかで、IS-Fは対向で、しかも6つもついている。これだけを見ても、凝った設計だ。

この車に乗っている人は、これら設計者の意図を知っている人たちである。設計者もすごいが、買う人もすごい。

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