ブラックボックス
今週の終わりから来週の初めにかけて6日間、自動車会社らしく、自動車の構造に関する研修を受けている。仕事では一切自動車のことに関わっていないので、仕事には一切役に立たない研修なのだが、上司が「めったに無い機会だから」ということで、受けさせてもらっている。研修は研究所内でさらに社内講師から受けるので、交通費、研修費用、その他の研修に関わる費用は発生しないのだが、6日間研修以外の仕事を全くしないので、周りに気を遣いながら一生懸命に受けさせてもらっている。
研修の内容は、自動車の基本構造を学んだ後、3世代前のカローラを使ってエンジンを車体から降ろして、載せる作業をした。知識がない以前の状態だと、エンジンをボディーから降ろすというのは神の領域だと思っていたが、工具(といっても、さほど特殊なものでもないが)と車の基本的構造がわかれば、意外と簡単に降ろせるものだと言うことがわかった。部品の固定の大部分をボルトとナットで行っていることに驚いたし、知れば知るほど車は模型のお化けみたいなものだということがわかった。その昔、田宮模型のダンプカーなどを作ったが、あれに毛の生えたようなものだ。まあ、エンジンやトランスミッション等、複雑なモジュール部品の中身はわからないとしても。
今までそれなりに車に対しては興味を持っているほうだと思っていたが、かなりの部分が自分の頭ではブラックボックスになっていて、タイヤの交換もさることながら、オイルの交換、ワイパーゴムの交換に至るまで、ディーラやショップで頼んでいた。ただ、今回の研修である程度の知識を得たことで、車に対してより興味を持つようになったし、自分で愛車を触ってみようかなという気にもなった(改造はしないけど)。ブレーキやサスペンションの構造を見ただけで、その車の大体のコンセプトがわかる。それは今までに無い、車を見るときの新しい切り口になる。
知識というものは、偉大なものだなと思う。これでまた世界が一つ広がった気がした。この気持ちを、甥や将来生まれるであろう自分の子供たちに伝えたいなと思った。
| 固定リンク


コメント